2010年 03月 03日
長岡の建舞 |
建舞、たてまいと読みます。
いわゆる建前(たてまえ)や棟上(むねあげ)、上棟式(じょうとうしき)と
同じ意味で使われています。
元々神事に限ったことではなく仏式でも建舞は行います。
色々な呼び名がありますがそもそもの意味は若干違うようです。(僕も最近知りました)
棟上、上棟と言う呼び名は棟木(むなき)と呼ばれる屋根を支えるための
一番高い所にある木を大工さんが上げる瞬間、つまりその作業そのものを指します。
上棟式、建前と言うのは、
いつの頃からその作業と儀式をまとめて呼ぶようになったんだそうです。
では建舞は?
これについては地方により諸説あるそうなのですが、一番多い説が
上棟の際、職人以外の人達(例えば施主さんとか)が職人と木と神様(仏様)に対して
感謝の舞を舞った風習があったそうで・・・・・風習自体は廃れても言葉だけは残った。
と言う感じみたいです。
ま、現代においてはどの言葉でも同じ意味にしか捉えられませんのでそれでよろしいかと。
僕が子どもの頃は近所で建前があるとランドセルを放り投げて
ビニール袋片手に大工さんに「まだかまだか」と迷惑を掛けていましたし、
こっちに投げろと言っていた生意気で嫌なガキでした。(笑)
そんな時は、たまに拾える5円玉がやたらうれしかった記憶があります。
長岡では御餅、お菓子、5円玉が主流だと思いますが
旧北魚沼地方だと御餅しか投げない所もあります。
その御餅がまた、デカいんです。
屋根の上からこんなデカイ餅投げて怪我しないのか?と思った程です。
案の定、夕方じいちゃん、ばあちゃんに連れられて来たちびっ子は
餅が投げ始められた後のじいちゃん、ばあちゃんのあまりの豹変振りと
自分の拳よりでっかい、降り注ぐ餅に半ばパニックになって泣き叫んでる子も(笑)。
屋根の上からそう言った風景を見ていました。
そんな家造りの風物詩も最近ではやらないお宅が増えています。
けれど、僕達がお手伝いする多くのお宅では(お客さんが拒絶しない限り)
建前、餅まきをさせていただいています。
費用は私どもで負担させていただいて。
なぜ、費用を負担してまで建前、餅まきをお勧めするかと申しますと
まずはご近所に少なからずご迷惑をお掛けするわけですのでそのお詫びの意味。
そして、一生の内何度も無いであろう上棟の瞬間をお施主さんに
体験、記憶していただきたいから。
若いお施主さんも「やって良かった」とおっしゃって頂けます。
こういう風景って残して行きたいですよね。
いわゆる建前(たてまえ)や棟上(むねあげ)、上棟式(じょうとうしき)と
同じ意味で使われています。
元々神事に限ったことではなく仏式でも建舞は行います。
色々な呼び名がありますがそもそもの意味は若干違うようです。(僕も最近知りました)
棟上、上棟と言う呼び名は棟木(むなき)と呼ばれる屋根を支えるための
一番高い所にある木を大工さんが上げる瞬間、つまりその作業そのものを指します。
上棟式、建前と言うのは、
いつの頃からその作業と儀式をまとめて呼ぶようになったんだそうです。
では建舞は?
これについては地方により諸説あるそうなのですが、一番多い説が
上棟の際、職人以外の人達(例えば施主さんとか)が職人と木と神様(仏様)に対して
感謝の舞を舞った風習があったそうで・・・・・風習自体は廃れても言葉だけは残った。
と言う感じみたいです。
ま、現代においてはどの言葉でも同じ意味にしか捉えられませんのでそれでよろしいかと。
僕が子どもの頃は近所で建前があるとランドセルを放り投げて
ビニール袋片手に大工さんに「まだかまだか」と迷惑を掛けていましたし、
こっちに投げろと言っていた生意気で嫌なガキでした。(笑)
そんな時は、たまに拾える5円玉がやたらうれしかった記憶があります。
長岡では御餅、お菓子、5円玉が主流だと思いますが
旧北魚沼地方だと御餅しか投げない所もあります。
その御餅がまた、デカいんです。
屋根の上からこんなデカイ餅投げて怪我しないのか?と思った程です。
案の定、夕方じいちゃん、ばあちゃんに連れられて来たちびっ子は
餅が投げ始められた後のじいちゃん、ばあちゃんのあまりの豹変振りと
自分の拳よりでっかい、降り注ぐ餅に半ばパニックになって泣き叫んでる子も(笑)。
屋根の上からそう言った風景を見ていました。
そんな家造りの風物詩も最近ではやらないお宅が増えています。
けれど、僕達がお手伝いする多くのお宅では(お客さんが拒絶しない限り)
建前、餅まきをさせていただいています。
費用は私どもで負担させていただいて。
なぜ、費用を負担してまで建前、餅まきをお勧めするかと申しますと
まずはご近所に少なからずご迷惑をお掛けするわけですのでそのお詫びの意味。
そして、一生の内何度も無いであろう上棟の瞬間をお施主さんに
体験、記憶していただきたいから。
若いお施主さんも「やって良かった」とおっしゃって頂けます。
こういう風景って残して行きたいですよね。
by ina0817
| 2010-03-03 14:53
| 住まい・建築