2010年 12月 14日
臆病者 |
昨日のブログの続き。
当社が施工段階の基礎をご覧になったご近所さん(特に年配のお父さん・おじいちゃん)
から良く聞かれます。
『一体何が建つの?』 と。
普通の木造住宅ですよと答えると一様にビックリされます。
僕等にとっては別に特別な基礎を造っているつもりはありません。
けれど色んな物を見聞きされている世代の方々には特別なものに見えるのかもしれません。
僕等が今の基礎を造っているのは二度の大地震を経験したからではなく、
それ以前から造っている僕等にとっては普通のものなのです。
中には僕等の基礎や構造体をオーバースペックと言う方も実際に居られます。
何十年、何百年に一度、あるいは来るか来ないかわかりもしない地震や台風に
そこまで過敏に反応する必要があるのか?と。
必要はあります。絶対に。
昨日ご紹介した
“木の家”耐震改修推進会議のHPの中にもあるように
(以下引用)
大地震の防災対策が、先ず何をおいても、建物の倒壊を防ぐ、
住宅の耐震化にある
僕も住宅の最低の基本性能は断熱性などの他の性能の遥か以前に
建物で人を殺さないことだと思っています。
だからご同業にオーバースペックと言われようが、ここを見直すつもりは更々ありません。
理由はたった一つ。
僕が臆病者だから。
僕はそれが悪いことだとは思わない。
中越地震、中越沖地震の二度の大地震で
応急危険度判定、被災度判定、住宅相談窓口などのオフィシャルで拝見した物と
知人、友人に頼まれてプライベートで拝見した住宅を合計したらかなりの数になります。
当初は被災された住宅を、住人の許可を得た上で写真撮影しました。
けれど、途中からカメラさえ背中のリュックサックにしまい込みました。
被災されたお宅の一軒一軒には
地震なんかで壊されちゃならない思い出が詰まっていました。
僕なんかが土足で入り込んでいいとは思えなかったんです。
とは言え、大地震を二度経験した話は
県外の200人程度の同業の集まりや建材メーカーの会議などで話させていただきました。
学者さんが話すものと違ってリアリティがあるのか、皆さん真剣に聞いていただけました。
で、その中で皆さんに最初にお見せする写真がこれ。
一番判りやすいんでしょうね。ほとんどの方が驚愕の声を上げられます。
液状化の痕跡が良くわかります。
当社が施工段階の基礎をご覧になったご近所さん(特に年配のお父さん・おじいちゃん)
から良く聞かれます。
『一体何が建つの?』 と。
普通の木造住宅ですよと答えると一様にビックリされます。
僕等にとっては別に特別な基礎を造っているつもりはありません。
けれど色んな物を見聞きされている世代の方々には特別なものに見えるのかもしれません。
僕等が今の基礎を造っているのは二度の大地震を経験したからではなく、
それ以前から造っている僕等にとっては普通のものなのです。
中には僕等の基礎や構造体をオーバースペックと言う方も実際に居られます。
何十年、何百年に一度、あるいは来るか来ないかわかりもしない地震や台風に
そこまで過敏に反応する必要があるのか?と。
必要はあります。絶対に。
昨日ご紹介した
“木の家”耐震改修推進会議のHPの中にもあるように
(以下引用)
大地震の防災対策が、先ず何をおいても、建物の倒壊を防ぐ、
住宅の耐震化にある
僕も住宅の最低の基本性能は断熱性などの他の性能の遥か以前に
建物で人を殺さないことだと思っています。
だからご同業にオーバースペックと言われようが、ここを見直すつもりは更々ありません。
理由はたった一つ。
僕が臆病者だから。
僕はそれが悪いことだとは思わない。
中越地震、中越沖地震の二度の大地震で
応急危険度判定、被災度判定、住宅相談窓口などのオフィシャルで拝見した物と
知人、友人に頼まれてプライベートで拝見した住宅を合計したらかなりの数になります。
当初は被災された住宅を、住人の許可を得た上で写真撮影しました。
けれど、途中からカメラさえ背中のリュックサックにしまい込みました。
被災されたお宅の一軒一軒には
地震なんかで壊されちゃならない思い出が詰まっていました。
僕なんかが土足で入り込んでいいとは思えなかったんです。
とは言え、大地震を二度経験した話は
県外の200人程度の同業の集まりや建材メーカーの会議などで話させていただきました。
学者さんが話すものと違ってリアリティがあるのか、皆さん真剣に聞いていただけました。
で、その中で皆さんに最初にお見せする写真がこれ。
一番判りやすいんでしょうね。ほとんどの方が驚愕の声を上げられます。
液状化の痕跡が良くわかります。
by ina0817
| 2010-12-14 09:46
| 住まい・建築