2015年 11月 14日
杉 |
日本が誇る材種の代表が桧と杉。
新潟県内では柱は杉って言うのが多いと思います。
杉は構造材、下地材、造作材、内装材と
ほぼすべての建築用材に使われますが、
(ボク等は梁を杉にするのは反対の立場です。
杉は縦方向で使えば(柱等)には強いけれど
梁の様に横で使うとそれほど強い木ではありません)
造作材、内装材に使うとなると
昔から身近にあったせいなのか、
その木目のせいなのか、
赤身と白太のコントラストが強いからなのか・・・
どうしても『和』テイストに寄ってしまいます。
最近のボク等がお手伝いするお住まいのテイストには合致しない為
材料が豊富にあってもなかなか使えずにいます。
棟梁であった親父が集めた杉がたくさんあるんです。
板材であったり、柱であったり。
和室が少なくなった昨今ですが、
柱に至っては、聞く方が聞けばその価値をお分かり頂けるであろう
秋田杉・官木・赤無地・柾
の柱なんてまだまだ売るほどあります。。。
手持ちの杉をどうやって今のテイストに入れ込むか。
先日からそんな事ばかり考えていました。
で、ようやく光明が見えつつあります。
ボク等の会社には“自社大工”と言う強みがあります。
彼らのひと手間を杉材料に加える事で、今のテイストにも違和感なくマッチします。
お披露目は
現在工事中の長岡・新保モデルハウス~栗の壁で。
by ina0817
| 2015-11-14 12:34
| 無垢の木いろいろ